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第113回学術集会(平成19年6月3日(日))

【一般演題】
高得点演題(2)(腫瘍)
子宮体癌における術前腫瘍マーカー測定の意義


鶴田 智彦, 進 伸幸, 市川 義一, 末盛 友浩, 野村 弘行, 平沢 晃, 玉田 裕, 冨永 英一郎, 阪埜 浩司, 鈴木 淳, 青木 大輔, 吉村 泰典
慶應義塾大学産婦人科


 【目的】子宮体癌における術前腫瘍マーカーの意義として,腫瘍の広がりの推定,予後の推定が考えられ,術前腫瘍マーカー値が進行度と予後の推定に有用か否かを検討した.【方法】1976〜2005年の当科における子宮体癌治療例(重複癌と癌肉腫を除く)(1期616例・2期86例・3期211例・4期34例)のうち,3種の腫瘍マーカー(cut off値),CA602(63U/ml),CA125(35U/ml),CA19-9(37U/ml)のいずれかが術前に測定された544例を対象とした.1)手術進行期別の陽性率,マーカー相互間の相関の有無,2)臨床病理学的因子との関連,3)各腫瘍マーカー値の高低別(cut off値未満と以上)の生存率について検討した.【成績】1)陽性率は,CA125:36.7%(108/294),CA602:26.9%(71/264),CA19-9:32.5%(101/311)であり,同一症例でのCA125値とCA602値との間には強い相関(r=0.939)が認められたが,CA125値とCA19-9値との間ではr=0.577であった.CA602値に関しては,2期は1期よりまた3期は2期より有意に高値を示した.CA19-9とCA125値に関しては,3期と2期の間には有意差が認められなかった.2)臨床病理学的因子との関連では,筋層浸潤・脈管浸潤・頸部浸潤・付属器転移・子宮傍結合織浸潤・後腹膜リンパ節転移・腹腔内細胞診の項目に関して,CA602は全項目,CA125は5項目,CA19-9は4項目において陽性群が有意に高値を示した.3)生存率は各3種のマーカー値の陽性群が陰性群に比して有意に低かった.【結論】CA602とCA19-9はCA125以上に腫瘍の子宮外進展の有無の推定に有用である可能性が示唆された.また病理学的因子とはCA602とCA125が,予後とはいずれのマーカーも有意な関連を示した.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 44(2) 159-159, 2007


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