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第113回学術集会(平成19年6月3日(日))
【一般演題】
子宮体部悪性腫瘍(1) 手術しえた31 kg巨大子宮筋腫合併子宮肉腫の一例
山地 亜希, 上杉 健哲, 田中 圭, 杉田 達哉, 小幡 新太郎, 山地 沙知
成田赤十字病院産婦人科
今回我々は31kg巨大子宮筋腫合併子宮肉腫の一例を経験したので報告する.【症例】53歳女性.0経妊0経産.10年ほど前より腹部膨隆出現するも放置していた.3年前より急速に増大し,家族より受診を勧められたが本人拒否していた.2006年7月14日転倒時右腹部打撲しその後歩行困難となる.7月24日腹部膨満感悪化し呼吸困難出現した為当院救急搬送となった.来院時腫瘤による腹部圧迫により右側臥位の状態で全身浮腫は著明であった.腹囲142cm,CTにて下腹部に一部石灰化した巨大腫瘤を認め,呼吸困難症状の改善目的に同日緊急開腹手術施行した.術中大部分は周囲との癒着強く摘出できず腫瘤の一部4kg摘出にて終術.病理組織は平滑筋腫の診断であった.その後腹膜炎症状著明であり腹部腫瘤による症状改善なく,7月28日残存腫瘍摘出術+両側付属器切除術を施行.腫瘍は横行結腸を巻き込んでおり当院外科にて横行結腸合併切除ストマ増設術を施行した.手術時間は4時間45分.術中MAP44U,FFP70U,PC20Uの大量輸血を要し,摘出した腫瘍重量は27kgであった.この際の病理組織診断は子宮Leiomyosarcoma両側付属器Endometriotic cystであった.術中DIC併発した為,術後ICUにて全身管理を行い7日目退室となった.その後小腸穿孔及び縫合不全を併発し当院外科に転科.11月21日CT上多発肝転移,多発LN転移,腹膜転移をみとめ自宅にて緩和的治療の適応となった.11月30日黄疸下血にて再入院,12月8日永眠された.本症例について文献的考察を交えて報告する.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 44(2)
169-169, 2007
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