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第113回学術集会(平成19年6月3日(日))
【一般演題】
合併症妊娠(1) 当科における臓器移植後妊娠症例に関する検討
竹島 絹子, 兒玉 理, 人見 義郎, 安倍 梓, 八木 洋也, 中村 佳子, 小倉 剛, 小畠 真奈, 濱田 洋実, 吉川 裕之
筑波大学産婦人科
近年の医療技術の進歩により,かつては医学的に許可されなかった臓器移植後女性の妊娠・分娩例が増加してきている.今回,当科において1999年1月1日から2007年2月28日までに臓器移植後妊娠で分娩となった4例,計5分娩(腎移植後:3例4分娩,肝移植後:1例1分娩)について検討したので,文献的考察を加えて報告する. 症例1は26歳の初産婦.24歳時に慢性腎不全のため生体腎移植を施行.プレドニゾロン5mg/day,シクロスポリン(CYA)200mg/dayを内服し,妊娠中の経過に特記すべきことはなかった.妊娠37週0日で経腟分娩し,児は2,420gの女児であった.症例2は27歳の初産婦.14歳時に慢性腎不全のため生体腎移植を施行.アザチオプリン(AZP)50mg/day,CYA 280mg/dayを内服し,妊娠中の経過に特記すべきことはなかった.妊娠37週1日で経腟分娩し,児は2,615gの男児であった.34歳時に再び妊娠した.この時はAZP 50mg/day,CYA 200mg/dayを内服していた.自然破水後,妊娠34週0日に経腟分娩し,児は2,270gの男児であった.症例3は23歳の初産婦.9歳時に胆道閉鎖症のため生体肝移植を施行.メチルプレドニゾロン 2mg/day,タクロリムス 1mg/dayを内服し,妊娠中の経過に特記すべきことはなかった.妊娠39週5日で経腟分娩し,児は2,620gの女児であった.症例4は28歳の初産婦.22歳時に慢性腎不全のため生体腎移植を施行.AZP 75mg/day,CYA 200mg/dayを内服していた.妊娠35週0日より妊娠高血圧腎症にて入院,安静で経過観察とした.妊娠37週0日で経腟分娩し,児は2,340gの男児であった.症例1〜4において,いずれも児には先天奇形は認められなかった.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 44(2)
179-179, 2007
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